大谷選手大活躍の要因(成果を上げる人に共通すること)

目標を設定する
大谷選手は高校時代に8球団からドラフト1位指名を受けることを目標として、マンダラチャートを作成したことは有名な話です。そして目標達成に必要な能力を磨くために行動計画を作り地道な努力が今日の大活躍につながっていると思います。
このことは、起業時や企業経営にも応用できます。ハーバード大学で起業した学生にアンケートを実施したところ下記のような結果が得られたました。
・目標は特に立てていなかった
割合 : 84%
年収比率 : 1倍
・目標は立ていた
割合 : 13%
年収比率 : 2倍
・目標を紙に書いていた
割合 : 3%
年収比率 : 10倍
このことからも、目標を紙で書いておくことの大切さがわかると思います。
計画を立てる前にやっておくべきこと
大谷選手は小さい頃から野球の英才教育を受けていたわけではなく、小学校の頃は水泳を習っていたそうです。1流のアスリートに共通することですが、小さい頃はいろいろなことをやり、最終的には自分が得意で人より優れている種目を絞っています。また、いろいろなスポーツを経験することで、筋肉がバランスよく鍛えられています。
起業や企業経営に言えることですが、競争相手より優れていて、得意な分野に絞らなければ、企業経営はうまく行きません。いくら数字の計画を作っても絵に描いた餅になってしまします。経営者の方とお話をしていますと、社長の会社の強みは何ですかとお聞きしますと特にないとお答えする方が多いです。でも、今まで何年もの間経営をしてこられた実績があるのですから、なにかよいところがなければ生き残れなかったと思います。その時にお聞きすることは、お客様からよく褒められることはどういうところですか、とお聞きすると結構反応があります。お客様から褒められるところが強みです。その分野を生かした事業計画を作ると計画はうまく行くと思います。
10年後の未来を描こう
年度の事業計画を作ることは大切です。しかし、もっと大切なことは10年後の会社の未来像です。何故かというと、あるべき姿から現在足りないものが見えてくるからです。大谷選手も8球団からドラフト1位指名という未来像を描き、現在足りない能力を洗い出し努力しました。年度計画だと目先の数字に目が行ってしまい、自分の会社に足りない能力はなにか、また、必要な人材はどのような人なのかがわからないからです。ぜひとも10年後の未来像を描いてください。